来談者中心療法

 

多くのカウンセラーから支持される療法で、以下の3つの手法を使います。

 

①【無条件的受容】 クライエント様はかけがえのない存在であり、ありのままの貴方を受容する姿勢

②【共感的理解】 カウンセラーがクライエント様の立場に立って、共感しながら理解していこうとする姿勢

③【自己一致】 首尾一貫して表裏がなく、カウンセラーが自分自身をしっかり理解していること

 

この3つの手法を使い、クライエント様のお話をお聴きしていきます。『聴く』とは、クライエント様の言葉を耳で聞くだけでなく、目を使い、クライエント様の表情やしぐさを読み取り、カウンセラーの心を最大限に使い、クライエント様の『心の声』を聴いていくことです。そのため、『聴く』という文字は耳、目+心という字で構成されています。この手法により、クライエント様のお話をしっかり聴き、自由にお話していただくことで、以下の3つの効果が表れます。

 

①【カタルシス効果】

カタルシスというのは感情浄化という意味があり、クライエント様が話を聴いてもらって、感情を受け止めてもらえることで内的世界が浄化されていきます。ストレス状態を改善していくためには、ご自身の中にあるものを他者に聴いてもらうことが一番効果があると考えております。それは、家族や友人、同僚や知り合いでも、もちろんよろしいのですが、場合によっては、利害関係がうまれ、本音を話せない場合があります。その点、心理カウンセラーは、利害関係のない人間なので、ご自身の考えや思い、感情を自由に吐き出すことができます。ご自身の考えや思い、感情を吐き出すことで、気分の安定や爽快感、リラックス感を得られる効果があります。

 

②【バディ効果】

バディとは仲間といった意味があります。人に話をすることで、クライエント様が自分自身の苦しみや痛みを共感理解してもらうことができると、『自分は一人ではないんだ』、『自分のことを理解してくれる人がいるんだ』、『自分にも相談できる人がいるんだ』という感覚が表れ、『孤独感からの解放』という効果が表れます。

 

③【アウェアネス効果

アウェアネスとは気づきという意味があります。自分の悩みをいつでも人に話せる環境や性格なら、ストレスもたまりにくいのですが、『人に迷惑をかけられない』、『人に心配をかけたくない』、『みんな、それぞれ大変なのに、自分の悩みを人に話せられない』と考え、お一人でお悩みを抱え、頑張ってこられている方は、なかなか、自分の内面にあるお悩みや考え、辛い思いを人に話す機会は少ないかと思います。ただ、ご自身のお悩みや考え、辛い思いをご自身の口から人に話しをして、外に出すことで、自分の内的世界にあることが、だんだんと整理されていき、自分自身では、気づけなかった苦痛の原因、ご自分の価値観、自分の思考や行動の傾向などに気づくことができ、より具体的で『見える化』が進んでいきます。そうなっていくと、クライエント様とカウンセラーで二人三脚で会話のキャッチボールを続けていくことで、クライエント様の心の中にある解決方法に近づいていくことができます。