NO115.『外発的動機づけ』の『罰』がもたらす5つのデメリット

NO115.『外発的動機づけ』の『罰』がもたらす5つのデメリット

札幌市 カウンセリングルーム こころの相談所

 

今現在、ブログでは、『アドラー心理学』をテーマにやっています。
そして、『アドラー心理学』の重要な手法の一つ『勇気づけ』についてもお話しています。
『勇気づけ』は『動機づけ』の中の『内発的動機づけ』に当たり、『外発的動機づけ』の『賞』『ごほうび(ほめることも含む)』はデメリットが多く、相手のためにもならず、共同関係も築けないことをお話してきました。

今回は、『外発的動機づけ』のもう一つの種類『罰』についてお話をしようと思います。
この『罰』も『勇気づけ』に比べて、デメリットがあり、5つのデメリットがあります。
それでは、その5つのデメリットについて説明していきたいと思います。

『外発的動機づけ』の『罰』がもたらす5つのデメリット

①罰する人がいなければ、問題行動を取る
●いつも罰を受けていると、人の顔色をうかがいながら行動するようになる
●罰する人と罰しない人を区別するようになる
⇒罰する人がいる時は、その人が望む行動をとり、罰する人がいなければ、何をしてもかまわないと思うようになる

②「かまってもらえた」と思い、問題行動を続ける
●『罰』は『負の注目』をあたえていることになる(NO.114参照)
●相手(子ども)は、「無視よりかまってもらえた方がマシだ」と感じる
⇒人の関心を引くために、問題行動を続けてしまう

③『罰』を与えるだけでは、何をするのが良い行動なのか学べない
●『罰』を与えると、問題行動自体はしなくなるかもしれないが、それだけでは、何をすることが良いことなのかを学ぶことができない
⇒『罰』は『支配関係』を築く行動であり、『意欲』を失い、行動(良い行動)すらしなくなる

④『罰』は『勇気くじき』、相手を『消極的』、『依存的』にする
●失敗したことに『罰』を与えられてしまうと、相手は、「失敗したら、また罰せられるから、はじめからやらない方がいい」と考え、行動は『消極的』になり、どうするかも自分で考えずに、罰する相手に『依存的』になってしまう。
●創造的で活発な行動をしなくなってしまう
●自分の行動に、自信や判断力を持たなくなってしまう

⑤『罰』を与えると、相手を憎むようになり、『尊敬関係』、『信頼関係』が悪くなる
●相手は、自分の考えを『力』、『支配関係』で押し付けようとしていると思い、憎むようになる(例え、相手が下の立場であっても、『尊敬』の念を持ち、意思表示することが大事!!そうでなければ、『相互的な信頼関係』は築けない!!)
●愛で罰を与えていると考えていても、『罰』は『支配』!!勘違いしてしまう人は、自分の愛が伝わらないと考えてしまう。
以上の2つが重なると相乗効果で、みるみる関係は悪化!!
相手は、罰を与えた人に『復讐』することを考えるようになる!!

 

 

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