NO220.集団のデメリット②

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今回は、前回に引き続き、『集団のデメリット』のお話をしたいと思います。
■共同作業におけるデメリット
①『社会的手抜き(社会的怠惰)
集団で共同作業をおこなう時、1人当たりが投与する作業の遂行量が多くなるほど、また人数が多くなるほど低下する現象のことを『社会的手抜き』あるいは『社会的怠惰』と言います。
一見、作業に充てる人数を増やせば増やすほど生産量が上がるように思われますが、実際はそうはならず、むしろ低下すると言われています。
その原因は、「勤勉に働くべき」という各メンバーに与える集団からの圧力が、集団の人数が増えるにつれ小さくなるから、あるいは、個人の努力量と集団の成果の間に関連性が確認できなくなり、努力が正当に評価されず、怠惰である方が責任を回避しやすくなるからと言われています。
例えば、多人数でボートを漕ぐ場合を考えてみましょう。
「大勢いるから自分一人くらい手を抜いても良いだろう」と考え始めてしまうのは、集団からの圧力が小さいからだと言えます。
また、実際に手を抜いても、それなりにボートが進むのなら、手を抜くことが助長されます。
これは、自分の努力と集団の成果の関連性が見えないからだと言えます。
社会的手抜き(社会的怠惰)』の防止
社会的手抜きを防ぐには、メンバー一人一人に対して勤労を促進する関わりを増やすか、一人一人の努力あるいは怠惰を確実に評価していく必要が出てきます。
しかし、一方で、メンバーの人数が多いほど、その促進や評価の手間は増加する傾向があります。
効率的な管理方法や管理体制をいかに構築していくか、あるいは、勤勉性といった意識をいかに集団内に醸成するかが課題となります。
【集団のまとめ】
私達は集団で働くからこそ、個人では成し遂げられないことを達成することができます。
そこには集団で働く意味があります。
同時に、集団で働くことによってに人間関係の難しさや成果を上げる難しさも生じます。
職場集団と人間関係の相互作用については、全てが解明されている訳ではありません。
しかし、そのダイナミクスについて理解を深めることで、職場集団の目標達成と個人の欲求充足を両立させる可能性を増やしていけるでしょう。

 

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