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札幌 カウンセリング こころの相談所のブログのページです。札幌 カウンセリング こころの相談所は、豊富な心理カウンセリングサービスで北海道だけではなく、大阪、京都、神戸、奈良、和歌山、大津、津などの近畿地方でも悩み相談や心の相談を受け付けています。今回は、『勇気づけ』の言葉かけ(実践編①)というテーマでお話します。今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、アドラー心理学の勇気づけをどのように実践で活用していくかお話したいと思います。この【心理カウンセリングと心理学】のブログをご覧になられた皆様は是非、これを活用して実践していただければと札幌『カウンセリング こころの相談所』心理カウンセラーは思っております。

NO127.『勇気づけ』の言葉かけ(実践編①)

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この【心理カウンセリングと心理学】のブログで、『アドラー心理学』の最も重要なスキル『勇気づけ』について、いろいろと学んできました。

今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、事例を元に相手に対して、どういう言葉かけが『勇気づけ』になるのか、実際に考えていきましょう。

  • ×:悪い例
  • 〇:良い例
  • ★:ポイント

 

例1.相手が元気のない様子の時

  • ×:どうしたの?しっかりしなさい!!
  • 〇:元気がないの?何かあったの?
  • ★:×の対応では、詳細が分からずに終わってしまいます。
    〇では、まず、相手の感情を確認し、そして、その原因について尋ね、『信頼』を得られる対応になっています。

 

例2.子どもの太郎君が、テストで100点をとって、喜んでいた時

  • ×:すごいね。今度も100点とるんだよ。
  • 〇:すごいね。太郎、勉強頑張っていたからだね。太郎が喜んでいるとお母さんもうれしい。
  • ★:×は一見、何も悪くないように見えますが、『アドラー心理学』で見るとダメな対応です。
    この対応だと100点をとったという『結果』だけをほめています。
    『アドラー心理学』では『ほめる』ことは、あまり良いことと考えられていません。
    これだと、子どもは、100点をとらないとほめられないと感じ、『ほめる』ことの効果も薄れたり、逆にプレッシャーを感じてしまいます。
    〇は、勉強を頑張っていたという『プロセス』をほめ、その『結果』100点をとれたんだねという話をしているので、自分自身の中でやる気が湧いてきます。
    これが、まさに『勇気づけ』です。
    そして、お母さんは、太郎君が喜んでいる姿を見て、喜んでいます。
    これを『共感』といい、『相互信頼関係』を築くには重要なことで、自発的にお母さんを喜ばせたいと考えるようになります。

 

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