NO242.『マインドフルネス認知療法』(することモード、あることモード)-札幌 カウンセリング こころの相談所【心理カウンセリングと心理学】ブログ
今回は、『マインドフルネス認知療法』(することモード、あることモード)というブログテーマでお話したいと思います。カウンセリングを進めていくにあたり、自分自身のモードがどういうモードかを把握できるようにしていくことが大事です。今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、そのために『マインドフルネス認知療法』(することモード、あることモード)についてご説明していきます。この理論は、札幌『カウンセリング こころの相談所』が実際に使用する重要なカウンセリング技法の一つです。

NO242.『マインドフルネス認知療法』(することモード、あることモード)

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今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、『マインドフルネス認知療法』(することモード、あることモード)というテーマでお話します。

 

マインドフルネス認知療法とは、『苦痛に感じる思考の世界』を切り離し、『幸せに感じる感覚の世界』に切り替え、心理的、身体的ダメージを回復し、癒しを与える療法です。

 

人間には、2つのモードがあり、『することモード』と『あることモード』があります。

 

分かりやすく言うと・・・

 

『することモード』は『思考の世界』で、思考がネガティブな状態であれば、過去のことを想像し、辛い体験を思い出した場合、悲しい気持ちやつらい気持ちにさせます。
また、過去の辛い体験を元に未来をネガティブに想像した場合は、未来に対し不安や怒りなどが湧いてきます。
『することモード』は、ご自分で意識的もしくは無意識的に過去や未来を想像するので、『想像の世界』ということができます。

 

『あることモード』は、『感覚の世界』のことです。
また、『あることモード』で過去のことや未来のことに対するネガティブな『思考の世界(想像の世界)』を切り離し(たとえ、ネガティブな思考が浮かんでもすぐに流せる状態にする)、ポジティブな『今、この瞬間の感覚(現在の感覚)』を味わったり、または、自分をポジティブな気分・感情にしてくれる『既にあること(ポジティブなこと)』(人や物事、環境、自分の長所など)の感覚に注目しているモードのことです。

 

『あることモード』になっている状態を『マインドフルネスの状態』と言います。

 

『することモード』は、もし今この瞬間の現在に何も起こっていないのであれば、『マインドフルネスの状態』にすることができる準備を充分しておけば、『あることモード』に切り換え、『既にあること(ポジティブなこと)』をいつでも、思い出すことができ、つらい思考を切り離し、プラスの感覚を味わえます。
『感覚の世界』でプラスの感覚を味わえれば、ポジティブな気分・感情になり、『現実の世界』、『現在の世界』で幸せ体験を得られます。

 

以上のことをまとめると以下の表になります。
この表のとおり、ある意味、人は、過去・現在・未来を生きていると言えます。

 

札幌 カウンセリング こころの相談所 ブログ マインドフルネス認知療法 することモード・あることモードの表

 

※ 表の一番右の状態が、『マインドフルネスの状態』です。

 

札幌『カウンセリング こころの相談所』のアドバイス

することモードは『思考の世界』・『想像の世界』であり、あることモードは『感覚の世界』・『現実の世界』です。
心の問題を持っている方は、この2つのモード切替ができておらず、特に『思考の世界』・『想像の世界』に捉われており、あることモードである『感覚の世界』・『現実の世界』に気づいていません。
ただ、札幌『カウンセリング こころの相談所』心理カウンセラーはそれに気づきます。
この、することモード・『思考の世界』・『想像の世界』とあることモード・『感覚の世界』・『現実の世界』のモード切替ができていないことにより、様々な心の問題や周囲の人とのすれ違いが起き、ストレスを産み出す元凶となります。
この相談者様が気づいていない心の問題の根本であるモード切替の問題について、まずカウンセリングをしていきますので、どうか相談者様は当カウンセリングルームの方法にご協力いただきたいと思います。

 

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