NO235.自分の『自我状態』を把握し、コミュニケーションに活かす-札幌カウンセリングこころの相談所 ブログ
今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、自分の『自我状態』を把握し、コミュニケーションに活かすというテーマです。今回のは、自分の『自我状態』を把握し、コミュニケーションに活かしていく方法を札幌『カウンセリング こころの相談所』がご説明します。

NO235.自分の『自我状態』を把握し、コミュニケーションに活かす

札幌 カウンセリング こころの相談所 ブログNO235

 

今回の札幌『カウンセリング こころの相談所』のブログは、自分の『自我状態』を把握し、コミュニケーションに活かすというテーマでお話します。

 

心理学者エリック・バーンが考えた『交流分析』の理論の中に『自我状態』という理論があります。
『自我状態』は、思考、感情、行動のパターンを包括したものであり、分かりやすく言うと、『自分の中のある人格』のようなものです。

 

『自我状態』

 

大きい括りの3つの『自我状態』(構造モデル)

『自我状態』は、大きい括りで以下の3つの『自我状態』があります。

 

親の自我状態(P)
  • 上から下のコミュニケーションをおこないます。
  • なので、相手に対し、下から上のコミュニケーションを期待しがちです。
  • 部下や子どもを指導・教育する。部下や子どもを叱る。
  • 部下や子どもの面倒を見る。部下や子どものいろいろなことに干渉する。

など

 

大人の自我状態(A)
  • 相手を同等の立場に扱い、横のコミュニケーションをおこないます。
  • なので、相手に対し、同等の立場、横のコミュニケーションを期待しがちです。
  • 論理的、理論的、冷静に対話をします。
  • 最善の方法についての対話には最適。

など

 

子どもの自我状態(C)
  • 下から上のコミュニケーションをおこないます。
  • なので、相手に対し、上から下のコミュニケーションを期待しがちです。
  • 上司に仕事について指導してもらう。親に言われた通り毎日3時間勉強する。
  • 大きな商談なので上司に同行してもらう。親におもちゃをおねだりする。

など

 

5つの『自我状態』(機能モデル)

親の自我状態(P)は批判的な親の自我状態(CP)と養育的な親の自我状態(NP)に分けられ、子どもの自我状態は順応した子どもの自我状態(AC)と自由な子どもの自我状態(FC)に分けられ、以下の5つの『自我状態』があります。

批判的な親の自我状態(CP)
  • 責任感が強い
  • 厳格である
  • 批判的である
  • 理想を掲げる
  • 完璧主義
  • 部下や子どもを指導・教育する。
  • 部下や子どもを叱る。

など

 

養育的な親の自我状態(NP)
  • 思いやりがある
  • 世話好き
  • 優しい
  • 受容的である
  • 同情しやすい
  • 部下や子どもの面倒を見る。
  • 部下や子どものいろいろなことに干渉する。

など

 

大人の自我状態(A)
  • 現実的である
  • 事実を重視する
  • 冷静沈着である
  • 効率的に行動する
  • 客観性を重んじる
  • 論理的、理論的、冷静に対話をします。
  • 最善の方法についての対話には最適。

など

 

順応した子どもの自我状態(AC)
  • 人の評価を気にする
  • 他者を優先する
  • 遠慮がちである
  • 自己主張が少ない
  • 良い子としてふるまう
  • 上司に仕事について指導してもらう。
  • 親に言われた通り毎日3時間勉強する。

など

 

自由な子どもの自我状態(FC)
  • 自由奔放である
  • 感情をストレートに表現する
  • 明朗快活である
  • 創造的である
  • 活動的である
  • 大きな商談なので上司に同行してもらう。
  • 親におもちゃをおねだりする。

など

 

エゴグラム(心理テスト)

 

エゴグラムという心理テストがあります。
これは、個人の5つの自我状態を調べる心理テストです。
エゴグラムをおこなって自分の自我状態がどのような感じなのか目安として確認しておくのもいいかもしれません。

エゴグラムに限らず、心理テストは、個人の精神状態、ストレス状態、最近あった出来事、心のリズムなどにより、時や場合により心理テストの結果は異なってきます。
なので、エゴグラムや心理テストは、個人を固定的に決定づけるものではありません。
あくまで、目安の一つとして捉えるといいでしょう。

 

生きづらさを解消し、良好なコミュニケーションができる『心の余裕』を作る

自由な子どもの自我状態(FC)を高める

コミュニケーションをおこなうにも、まず自分自身がストレスが溜まっていたり、欲求不満だったり、心に余裕がなければなりません。
他者に優しく丁寧にコミュニケーションしていくにも、『心のエネルギー』は使いますし、努力や根性だけでは限界があります。
心が限界の状態で、責任感や理想などで自分を追い込んでいくと、コミュニケーションが攻撃的になったり、また、そのコミュニケーションを良好におこなえたとしても、溜まったストレスを吐き出そうと、つい弱い他者に攻撃的なコミュニケーションをしてしまいます。
そのような状態の方は、自由な子どもの自我状態(FC)を出していきましょう。
自由な子どもの自我状態(FC)は、規則やルール、常識や責任などに縛られず、他者に『欲求』を満たすよう『要求』する自我状態です。
完璧な人間などいません。
以下を参照して、我慢しなくていいことはないか、自分の欲求を満たせる可能性はないかなど生活習慣を振り返ってみましょう。

 

  • それは受け入れなければならないことなのか?
  • 自分だけが我慢していないか?
  • 協力してもらえる人はいないのか?
  • 自由になれる時間は本当にないのか?
  • ストレス発散はおこなえないのか?
  • 会社の悪い風習に対抗するための会社のルールを作ることを提案できないか?
  • あまりにもひどい扱いをされた場合は同じことを相手にして返すことも必要?
  • 悩み相談できる所はないか?
  • 自分の大事な他者のように自分も大切にしているか?
  • 悩みをため込んだままで、吐き出すことはしているか?
  • 評価が悪くなって困ることはあるのか?
  • みんながやっていることをどうしても自分がやらなければならない理由はあるのか?

 

以上、今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログでした。

 

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