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札幌 カウンセリング こころの相談所のブログのページです。札幌 カウンセリング こころの相談所は、豊富な心理カウンセリングサービスで北海道だけではなく、松山、高松、徳島、高知などの四国地方でも悩み相談や心の相談を受け付けています。今回は、『コミュニケーション』の分類-『人生態度』による分類①というテーマでお話します。現在、【心理カウンセリングと心理学】のブログで、『コミュニケーション』について分類してご説明していますが、今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、交流分析理論の人生態度の分類により、コミュニケーションがどのようにおこなわれるか、札幌『カウンセリング こころの相談所』心理カウンセラーがお話していきます。

NO229.『コミュニケーション』の分類-『人生態度』による分類①

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今回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、『カウンセリング こころの相談所』心理カウンセラーが心理カウンセリングでよくカウンセリング技法として使用する『交流分析』の『人生態度』の理論についてお話いたします。

 

『交流分析』

心理学者エリック・バーンが考えた『交流分析』という理論があります。
その中に『人生態度』という理論があります。
この『人生態度』を元に、コミュニケーションについてお話をしたいと思います。

 

『人生態度』

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『人生態度』とは、上図に表される『対人コミュニケーション』の『態度』と言えるでしょう。
『自己肯定・他者肯定』目指すべき『人生態度』であり、良好で発展的な『対人コミュニケーション』がおこなえます

 

『人生態度』の『対象者』と『規模』

ただ、一言で『人生態度』と言っても、いろいろなケースが考えられます。
例えば、『対人コミュニケーション』の『対象者』と『規模』によっても違ってくるので、複数の『人生態度』を持っている場合が多いでしょう(誰に対しても、同じ『人生態度』をとる場合もありえます)。

『人生態度』の『対象者』と『規模』(例)

  • 各個人
  • 各集団
  • 人間全員

など

 

『人生態度』を改善する順番について

 

『自己否定・他者否定』

説明

「どうせ自分はダメなやつなんだ」、「どうせ自分のことを認めてくれない」、「どうせ自分は人の期待に沿えない」、「どうせ自分には何の可能性もない」等のように、あまりにも『自己肯定感』が低いと、心に全く余裕がないため、他者に攻撃的になってしまいます。

 

改善方法

まず『自己肯定』の状態にならなければ、『他者肯定』できる心の余裕が生まれません。
まずは、自分基準で、ありのままの自分を受容する『自己受容感』を得ていき、小さなことから行動して『自己効力感』を得ていき、行動力を高めて『自己肯定感』を得ていき、『自己肯定』の『人生態度』にしましょう。
そうすれば、心に余裕が出来てきて、『他者肯定』に近づいていけるでしょう。

 

次に目指すべき『人生態度』

『自己肯定・他者否定』

 

『自己肯定・他者否定』

説明

「相手よりも自分が勝っている」、「相手に自分は勝たなければいけない」、「自分が正しくて、相手が間違っている」等と考えている状態で、『白黒思考』で、『自己肯定』はしていますが、相手に対しては『他者否定』で相手の悪い所ばかりに注目(『負の注目』)し、攻撃的に接してしまいます。

 

改善方法

相手を『五感』をしっかりと使い『情報』を得て、相手の立場で『想像』や『解釈』をし、相手の良い部分に『注目』し、相手を『他者肯定』し、それだけでなく、相手から自分にとってプラスになるものを得ていき、『相互尊敬』、『相互信頼』の関係になりましょう。

 

次に目指すべき『人生態度』

『自己肯定・他者肯定』

 

『自己否定・他者肯定』

説明

正しいか、間違っているかで考える『責任感が強い人』などが陥りやすい『人生態度』です。
ある時、ある場面で、ある相手に、ある基準で、否定されることが多かったことで、「自分だけが悪いんだ」、「自分だけが能力が無いんだ」、「自分の存在自体が邪魔なんだ」という考え方をいつでも、どのような場面でも、どの基準で考えてもネガティブな思考をする『一般化』がおこなわれていると思われます。

 

改善方法

『一般化』は、フロイトの理論である『適応機制』の『逃避機制』の『逃避(一般化、決めつけ)』に当たり、傷つく可能性のあることを回避するための手段として、意識的、または、無意識的におこなわれます。
『適応機制』は生きるための手段ですので、それ自体を全否定しませんが、この『一般化』によって、『自己肯定』できるチャンスを逃している可能性があります。
その場合、「本当にいつも怒られるのか?」、「どのような場面でも嫌なことは起こるのか?」、「本当に全ての人が自分は能力がないと思っているのか?」などの『自問自答』を冷静におこなっていき、『分離』をおこなっていきましょう。
そうすれば、自分自身を『自己肯定』できる部分を見つけることができるかと思います。

 

次に目指すべき『人生態度』

『自己肯定・他者肯定』

 

『自己肯定・他者肯定』

説明

自分も相手も大切にできる『人生態度』で、『継続的な交流』ができます。
さらに発展すると、相手の良い部分を引き出し、自分の良い部分を引き出してもらえる循環ができますので、相乗効果(シナジー)を生み出せます。

 

次回の【心理カウンセリングと心理学】のブログは、『人生態度』を改善する実践の流れについてお話します。

 

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